企業保有の里山にて― みんなで育む食農循環の衣食住拠点 ―というテーマで
廃材のアップサイクルや土地の実生苗の活用を取り入れながら、
「学び、感じ、育む」循環型の里山環境を目指した全体構想および工事の計画・施工を行なった。
石・瓦・材木・プラスチックなどの既存資源を活かし、
食農や森、遊歩道などが緩やかにつながる循環型の里山空間の形成を構想。段階的な整備を前提とし、使い続けながら育っていく場として計画した。
樹木の衰弱や土壌の硬化、水や風の滞留といった敷地全体の課題に対し、水と空気の流れを基盤から整える環境再生を施工。
誰もが巡り、散策し、休み、遊べる動線を確保しながら、樹木や植物の根が育つ土中環境を段階的に整えている。
これらの整備により、空気と水が循環する里山の広場としての基盤が形づくられ、
自給的な農の場であり、学びと実践が重なる空間としての可能性が立ち上がりつつある。
本計画は、完成を目的とするのではなく、
手を入れ、使い続けることで育っていく循環のプロセスそのものを大切にしている。
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